マスクの本質
今の時期、マスクに対しての知識が浅く、外出自粛に耐えられなくなった方々はこう言うでしょう。
「マスクをしていれば、いくら外出しても大丈夫!」
まさか、と思うかもしれませんが、意外といるもんですよ。
本来、マスクはウイルスの予防には不十分だということをご存じですか?
マスクには肉眼では確認できないほど細かな縫い目の隙間があります。
その大きさは約5 μmだと言われています。
それに対し、インフルエンザウイルスは約0.1 μm、コロナウイルスは約0.02μmとされています。
いくら隙間なくマスクを装着していても、ウイルスが入る時は入るんですよね。
では、なぜ私たちはマスクをしているのでしょうか?
その主な理由は、「感染者が他人にウイルスをうつさないため」です。
多くのウイルスはマスクの隙間を通るものの、くしゃみや咳などのウイルス混じりの飛沫はマスクをすることによって抑える事が出来ます。
では、「感染してなかったらマスクをつける意味がないのでは?」と考えているそこのあなた。
コロナウイルスには潜伏期間があります。
また、感染しているかどうかを調べるPCR検査もありますが、"陰性"と出たのに感染していた、などの事例があることから未だ確実性に欠けます。
つまり、自分が感染していない、という保証はどこにもありませんよね?
マスクの本質、分かっていただけたでしょうか?
1日の感染者が日に日に減っていっている中、少しでも気が緩んでいる方々にこの内容が伝われば幸いです。